バッハの学校 岡山

 

序文

二日に亘る講義と、コンサートのためのレッスンの時間を擁するのはここ岡山のみである。

 

岡山講義もしかし開設当初はバッハ講義が行われ、年数を重ねるにつれてピアノ音楽史の講義が、更にバッハ講義に先立つ時間にギリシア哲学と音楽の関係についての講義が設けられ、最後にピアノ音楽史の前に演奏論のための修辞学・弁論術と音楽表現の関わりを調べる時間が加えられることになった。

 

併せて実践の面からの研鑽を積んで響きに関する感性を磨くために、17・18世紀の音楽観・演奏論を踏まえてのレッスンが行われ、その成果はコンサートで問われる形態が採られている。

 

講義を受け、レッスン・コンサートの場で実践活動を行うのはいわば古代ギリシアの「学校」に近い存在であると言い得るであろう。

 

(記.丸山)

第19期(2020年度)講座

第6回特別講座 ― クラヴィコード奏法・通奏低音・バロック装飾音・バロックダンスを学ぶ ―

バッハが生きたバロック時代の音楽の解釈は、どのようにすれば良いのでしょう? それには、当時の楽器のしくみと奏法を知り、曲の中の和声感と構造をアナリーゼできることが大切です。バッハの学校岡山講座では、ピアノの前身である「クラヴィコード」を使って奏法を、和声は当時の伴奏法である「通奏低音」奏法(初心者向け)をピアノで学びます。

 

また、楽曲の構造の解釈と切り離すことのできない「バロック装飾音」は、前回に続きアルマンド、そして新しくクーラントを取り上げて演奏法に迫ります。またクーラントについてはバロック・ダンスで基本ステップを学び、リズム感、拍感と舞曲の性格をとらえ、クーラントの楽曲演奏とダンスの関連性まで実践します。

 

(記.臼井雅美)

 

講義内容

第1日 2020年(令和2年) 10月8日(木)

 9:30 〜 11:30 クラヴィコード奏法

 

 11:30 〜 12:20 通奏低音初歩講座

 ~ 数字付和音解読と実践法 初歩 ~

 

 13:10 〜 15:10 バロック装飾法 実践と演奏法「アルマンド(第2回)」

 ~ 続・ダンスとしてのアルマンドとバッハのアルマンドの多様性 ~

 楽曲構造の分析と装飾音、演奏法について

 演奏:フランス組曲第5番より アルマンド(ピアノ演奏:野島香菜)

 

 15:30 〜 17:30 バロック・ダンス演習「クーラント」

 ~ クーラントの基本ステップを学ぶ ~

 

第2日 2020年(令和2年) 10月9日(金)

 9:30 ~ 12:00 クラヴィコード奏法

 

 12:45 ~ 14:00 バロック装飾法「クーラント」

 ~ クーラントの楽曲構造構造と装飾音の演奏法 ~

 演奏:フランス組曲第1番より クーラント(ピアノ演奏:今岡美保)

 

 14:15 ~ 15:45 バロック・ダンス演習「クーラント」

 ~ 演奏とダンスの関連性を学ぶ ~

 

会場

日本福音ルーテル岡山教会

〒700-0806 岡山市北区広瀬町3-13

交通:岡電バス 長泉寺停留所より南へ徒歩1分

(場所の詳細についてはこちらの地図をご参照ください。)

 

申込締切

2020年(令和2年) 9月1日(火)

 

お問い合わせ先

バッハの学校岡山連絡先

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com

(上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

お知らせ

バッハの学校岡山の講義は、以下のように変更することとなりました。(2020年5月4日現在)

 

通常講義 第1講義

中止

通常講義 第2・第3講義

通信式に変更致します。各開講日(奇数月の第3木曜日)を目処に丸山桂介先生が講義内容を小論文にまとめ、講義受講生に配布致します。

新講義『バッハの楽譜を読む』

年10回の開講予定でしたが、奇数月6回の開講にした上で、通信式に変更致します。各開講日(奇数月の第3木曜日)を目処に丸山桂介先生が講義内容を小論文にまとめ、講義受講生に配布致します。

『詩学』と『音楽』 — モーツァルトとワーグナー —

通常通り開講されます。

お問い合わせ先

バッハの学校岡山連絡先

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com

(上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

通常講義

第1講義:聖書と音楽

昨年度まで偶数月の木曜講義として行われていた聖書テキストと音楽作品の関係について、今年度は特にウルガタ(ラテン語訳)を中心にモンテヴェルディ等の作品を取り上げる。同日の第2講義ルネサンス=バロックの芸術概念の理解にも関わる内容の講義です。

 

(記.丸山)

 

 

第1講義は中止致します。

第2講義:ルネサンス・宗教改革と芸術観 ― 中世からバッハへ、バッハからモーツァルトへ ―

バッハ作品の構造を決定し、同時に表現内容を告知する「数による形象」は少なくとも中世に遡る伝統に立つものである。

 

今年度の本講義ではダンテやペトラルカの文学作品と、バッハの音楽作品との間に存在する共通の思考形態である「数的構想」について検証する。

 

ペトラルカの著名な詩集『カンツォニェーレ』は多くの作曲家に創作のインスピレーションを与えて来たが、この詩集がアルキメデスの円周率に基づいて構築されたことは、なお謎に属していると思われる。先ずはその謎解きから一歩を踏む。

 

(記.丸山)

 

 

2020年(令和2年) 5月21日(木)

2020年(令和2年) 7月16日(木)

2020年(令和2年) 9月17日(木)

2020年(令和2年) 11月19日(木)

2021年(令和3年) 1月21日(木)

2021年(令和3年) 3月18日(木)

 

(日程は奇数月の第3木曜日です。各開講日を目処に丸山桂介先生が講義内容を小論文にまとめ、講義受講生に配布致します。)

第3講義:Musica poetica ― ことばの響きを求めて ―

モーツァルトのウィーン時代の創作に深い影響を与えて死を巡る名作を書かせたモーゼス・メンデルスゾーンの『フェードン』と、アリストテレスの『詩学』に基づく、魂の激しい高揚をもたらす「モーツァルトの短調」に照明をあてながら、同時期の歌曲テキストの解析を通じてピアノ・ソナタ等の響きを追究する。

 

(記.丸山)

 

 

2020年(令和2年) 5月22日(金)

2020年(令和2年) 7月17日(金)

2020年(令和2年) 9月18日(金)

2020年(令和2年) 11月20日(金)

2021年(令和3年) 1月22日(金)

2021年(令和3年) 3月19日(金)

 

(日程は奇数月の第3金曜日です。ただし5月と1月は第4金曜日となります。各開講日を目処に丸山桂介先生が講義内容を小論文にまとめ、講義受講生に配布致します。)

申込締切

2020年(令和2年) 4月15日(水)

 

お問い合わせ先

バッハの学校岡山連絡先

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com

(上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

新講義『バッハの楽譜を読む』

「見ること」は「識ること」を意味する。楽譜を読むことは即ち楽譜を良く見ることから始められる。 楽典的・機械的な分析ではなく、読むことが「響き」を識ること=演奏の基礎段階となるべく、分析=楽譜をルーペを片手に眺めてみる。次の三点から、この作業はなされる。

 

  1. バッハの「組曲」の分析
  2. バッハ時代の演奏法
  3. 古代ギリシアに遡る修辞=弁論の歴史

 

(記.丸山)

 

日時

2020年(令和2年) 5月22日(金)

2020年(令和2年) 7月17日(金)

2020年(令和2年) 9月18日(金)

2020年(令和2年) 11月20日(金)

2021年(令和3年) 1月22日(金)

2021年(令和3年) 3月19日(金)

 

(日程は奇数月の第3金曜日です。ただし5月と1月は第4金曜日となります。各開講日を目処に丸山桂介先生が講義内容を小論文にまとめ、講義受講生に配布致します。)

 

申込締切

2020年(令和2年) 4月15日(水)

 

お問い合わせ先

バッハの学校岡山連絡先

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com

(上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

『詩学』と『音楽』 — モーツァルトとワーグナー —

2020年2月からの偶数月講座ではアリストテレスの『詩学』を教材に、ルネサンス=バロック芸術及び19世紀に及んでヨーロッパ音楽の根幹をなした「詩」ないし「ことば」と音楽の関係について講義をします。

 

「詩」による芸術の中心には無論ドラマ/オペラが存在しますが、ことばを中心とした創作法はシュッツやバッハの教会音楽においても、また具体的なテキストを持たない器楽の基礎にもなっています。いわゆる「語る演奏」といわれるバロック以降の器楽演奏の基となった考えもここにその根を降ろしています。

 

アリストテレスがドラマに関して述べたことの意味を掘り下げることによって、芸術に課せられた課題が何であったのか、芸術創作の目的は何であったのかについて、或いはそもそも人間にとって「ことば」とは何であったのかについて改めての検討が可能になる筈です。

 

講義ではアリストテレスの著作の主要な点を取り上げ、講解するために必要な資料を準備配布しますが、御興味のある方はアリストテレスとホラティウスの『詩学』を一冊に纏めた岩波文庫を購入されて下さい。

 

 

なお「詩」「ことば」と音楽の関係についてのモーツァルト以降の実作品の分析は奇数月講座で行ないます。来年度以降の岡山講座のいわば中心点に置かれるのが2月からの講義になります。

 

皆様の御参加をお待ちします。

 

(記.丸山)

 

日時

2020年(平成2年) 2月20日(木) 19:00 ~ 20:30

2020年(平成2年) 4月16日(木) 19:00 ~ 20:30

2020年(令和2年) 6月18日(木) 19:00 ~ 20:30

2020年(令和2年) 10月15日(木) 19:00 ~ 20:30

2020年(令和2年) 12月17日(木) 19:00 ~ 20:30

 

(日程は…8月を除く偶数月の第3木曜日の午後7時00分~8時30分です。)

※止むを得ない事情で日程が変更される場合は、早めにご連絡致します。

 

会場

オルガ2階 談話室

※ 2月20日(木)のみオルガ4階 スタディールームとなります。

〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町1-7-7

交通:JR岡山駅西口より北へ徒歩4分

(場所の詳細についてはこちらの地図をご参照ください。)

 

申込締切

2020年(令和2年) 1月16日(木)

 

お問い合わせ先

バッハの学校岡山連絡先

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com

(上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

これまでの歩み

※それぞれの講座名をクリックすると、チラシをダウンロードすることができます。

 

バッハの学校 岡山 第18期

通常講義

2019年(令和元年) 5月16日 ~ 2020年(令和2年) 3月20日

  • キリスト教・聖書の美と解明
  • パストラーレ展望 ― カンタータとオルガンのコラール ―
  • ミサ・典礼と音楽
  • ピアノは語る — 鍵盤に読む精神史 —
聖書と芸術 第3期 - ウルガタとルター版 -

2019年(平成31年) 2月21日 ~ 2019年(令和元年) 12月19日
秋の特別講座 クラヴィコード&バロックダンス

2019年(令和元年) 9月26日 ~ 9月27日
第5回特別講座 クラヴィコード&バロックダンス

2020年(令和2年) 2月27日 ~ 2月28日

バッハの学校 岡山 第17期

通常講義

2018年(平成30年) 5月17日 ~ 2019年(平成31年) 3月22日

  • ギリシアのハルモニア・哲学の響き
  • バッハ講義 - カンタータの諸相 -
  • ルネサンスのハルモニア・調和の実践
  • ピアノは語る - 鍵盤に読む精神史 -
聖書と芸術 第2期 - ウルガタとルター版 -

2018年(平成30年) 2月15日 ~ 2018年(平成30年) 12月20日
カンタービレ奏法の探求

2018年(平成30年) 10月4日 ~ 10月5日
春の特別講座2 クラヴィコード奏法と通奏低音

2019年(平成31年) 2月28日 ~ 3月1日

バッハの学校 岡山 第16期

通常講義

2017年(平成29年) 5月18日 ~ 2018年(平成30年) 3月16日

  • ギリシアのハルモニア・哲学の響き
  • バッハ講義 - カンタータの諸相 -
  • ルネサンスのハルモニア・調和の実践
  • ピアノは語る - 鍵盤に読む精神史 -
聖書と芸術 第1期 - ウルガタとルター版 -

2017年(平成29年) 2月2日 ~ 2017年(平成29年) 12月21日
クラヴィコード・ピアノ・バロックダンス講座

2018年(平成30年) 2月1日 ~ 2月2日

バッハの学校 岡山 第15期

2016年(平成28年) 5月19日 ~ 2017年(平成29年) 3月17日

 

  • ギリシアのハルモニア・哲学の響き
  • バッハ講義 - カンタータの諸相 -
  • ルネサンスのハルモニア・調和の実践
  • ピアノは語る - 鍵盤に読む精神史 -

バッハの学校 岡山 第14期

2015年(平成27年) 5月21日 ~ 2016年(平成28年) 3月18日

 

  • バッハ講義 - プレリュードとフーガ -
  • ピアノは語る - 鍵盤に読む精神史 -
  • ギリシアのハルモニア・哲学の響き

バッハの学校 岡山 第13期

2014年(平成26年) 5月15日 ~ 2015年(平成27年) 3月20日

 

  • バッハのアトリエ - テキストのフィグーラ探求 -
  • ピアノは語る - 鍵盤に読む精神史 -
  • ギリシアのハルモニア・哲学の響き

バッハの学校 岡山 第12期

2013年(平成25年) 5月16日 ~ 2014年(平成26年) 3月20日

 

バッハの学校 岡山 第11期 『クリスマス・オラトリオ』

2012年(平成24年) 5月17日 ~ 2013年(平成25年) 3月21日

バッハの学校 岡山 第10期 『バッハとミサ』

2011年(平成23年) 4月14日 ~ 2012年(平成24年) 1月26日

バッハの学校 岡山 第9期

2010年(平成22年) 9月16日 ~ 12月9日

バッハの学校 岡山 第8期

2010年(平成22年) 4月22日 ~ 7月15日

バッハの学校 岡山 第7期追加講義

2010年(平成22年) 1月7日 ~ 1月22日

バッハの学校 岡山 第7期

2009年(平成21年) 9月17日 ~ 11月26日

バッハの学校 岡山 第6期

2009年(平成21年) 4月16日 ~ 7月16日

バッハの学校 岡山 第5期

2008年(平成20年) 12月4日 ~ 2009年(平成21年) 2月5日

バッハの学校 岡山 第4期

2008年(平成20年) 8月7日 ~ 11月13日

バッハの学校 岡山 第3期

2008年(平成20年) 4月10日 ~ 7月10日

バッハの学校 岡山 第2期追加講義

2008年(平成20年) 1月10日

バッハの学校 岡山 第2期

2007年(平成19年) 9月20日 ~ 12月20日

バッハの学校 岡山 第1期

2007年(平成19年) 4月19日 ~ 7月12日

レッスン

毎月第3土曜日の午後に2時間、個人レッスンを受けることが可能です。講師は丸山桂介先生です。レッスンを希望される方がいらっしゃいましたら、11月末日迄に以下のメールアドレスまでお知らせ下さい。

 

メール: scholabachen.okayama(at)gmail.com (上記アドレスの(at)を@に変えてからメール願います)

コンサート